SVGとは?特徴・メリット・使いどころ
「SVGって何?」をゼロから。ベクター形式の仕組みと、ロゴやアイコンにSVGが選ばれる理由をやさしく解説します。
SVG(Scalable Vector Graphics=スケーラブル・ベクター・グラフィックス)は、点や線・曲線の「座標と数式」で図形を表現する画像形式です。PNGやJPGのように色のついた「点(ピクセル)」を並べるのではなく、「ここからここへ、この曲線を引く」という設計図を持っているのが最大の特徴です。
ラスターとベクターの違い
画像には大きく2種類あります。
- ラスター画像(PNG・JPGなど):細かいピクセルの集まり。写真のような複雑な階調が得意な一方、拡大すると1つ1つのピクセルが目立ってボケたりギザギザになります。
- ベクター画像(SVG):図形を数式で持っているため、どれだけ拡大しても計算し直してくれて、常に鮮明です。名刺サイズでも看板サイズでも同じ1ファイルで対応できます。
ざっくり言うと、ラスターは「塗り絵の完成品」、ベクターは「どう描くかのレシピ」。レシピなら好きな大きさで描き直せる、というイメージです。
SVGのメリット
- 拡大・縮小しても劣化しない:Retinaディスプレイでも4Kでも常にくっきり。
- ファイルが軽いことが多い:ロゴやアイコンのような単純な図形なら、PNGより小さくなることも珍しくありません。表示速度(=SEO)にも有利です。
- 編集できる:色や形をあとから変更できます。テキストエディタやIllustratorで開いて微調整も可能。
- CSS・JavaScriptで動かせる:Webでホバー時に色を変えたり、線を描くアニメーションを付けたりできます。
- 背景を透過できる:どんな背景色の上にも自然に置けます。
SVGのデメリット・向かないもの
万能ではありません。写真のように色数が多く複雑な画像はSVGに向きません。無理にベクター化するとファイルが巨大になり、見た目も不自然になります。写真はJPG、透過や図の多いUIはPNG、というように使い分けます。
SVGが向いている用途
- 会社やお店のロゴ(名刺・Web・看板・SNSアイコンまで1つで)
- Webサイトのアイコンやピクトグラム
- 単色〜数色のイラスト・マーク・地図
- 印刷にもWebにも使い回したい図形
SVGはどうやって用意する?
方法は主に3つです。
- デザインツールから書き出す:Illustrator や Figma などで作ったデータをSVGで書き出す。
- 制作者から元データをもらう:ロゴを作った制作者にベクター(AI/SVG)を依頼する。
- 手元のPNG・JPGをSVGに変換する:元データが無いときは、画像を自動で「なぞって」ベクター化します。NAZORUはこの3番目を、ブラウザの中だけで・無料で行うツールです。
元のロゴがPNGしか手元に無い、というのはよくある話です。そんなときは ロゴをSVG化する方法 もあわせてご覧ください。